2013年5月27日月曜日

肝胆膵内科 歓迎会

5月23日(木曜日)には肝胆膵内科医局に関連する部局の歓迎会が行なわれました。医師の入局としては高田先生1人だったのですが、それ以外にも10東の新人看護師さん3名、後期BSLで廻ってくれる学生3名、4月から大学院へ入学した学生、留学にきているYOSHUAくん、また、クラークとして病棟に配置されたかたなどを含め、総勢56名の大宴会になりました。関連施設からも岡先生(十三)、木岡先生(総合医療センター)、坂口先生(和泉)、石津(柏原)などの公立病院の重鎮にきていただき有り難うございました。また、多数の研修医にきていただき、肝胆膵内科の宴会参加者の平均年齢は明らかに低下しています。宴会中には結婚報告がなされたり、ハプニングもありましたが、皆さん趣のあるスピーチをしていただき、楽しいひとときを過ごせました。
 さて、私の教授室が学舎17階に引っ越しました。9階に丸々6年間いましたが、今回は日当りもよく、また、教授室前にラボがあるので毎日若手と会話ができます。心機一転頑張りたいと思います!是非遊びにきてください。すでにM5学生の訪問を先週うけました。







2013年5月12日日曜日

My American Academic Life

5月9日には米国エール大学から岩切泰子准教授をお招きし、「My American Academic Life」というタイトルでご講演をしていただきました。岩切先生は宮崎大学のご出身ですが、米国への留学を決意され、折角留学するなら修士課程に入学して修士号をとることを目指され、その後、いろいろな先生方、Mentorと呼ばれる指導者、にお会いになりながら研究室も移動され、現在はエール大学でご自分のラボを持つまでになられています。その間の流れをお話しいただいたのですが、この目的は当方の医学部学生や若手研究者たちが留学をしたり、希望している場合の何かのヒントやきっかけになればいい、と思って企画いたしました。岩切先生のご講演から学べた事は、努力する事はもちろんもっとも大切なことですが、偶然の運命的出会いを上手にとらえて活用すること、且つ、人脈は活用しつつ独立性を保てる自分の仕事を確立することが米国では求められるということが再確認しました。これらは私がかねがね医局で話している事であり、大阪市大の○○先生は何が専門でこんな仕事を論文に出していましたねえと言われるように日本国内は勿論、海外ですら認知されないと通用しないくらい厳しい世界であるということです。米国だとポジションを取ることは大変な努力が必要でしょうが(大リーグベースボールをみていたら明らかですね)、長い人生の若いうちには、それに果敢にチャレンジしても良いのではないでしょうか?勿論、米国に限らず、欧州やオーストラリアでも良いと思います。若い時こそフットワーク軽く挑む、我々はそれをサポートする、この連携が大切です。
 講演会後は医学部の5、6回生数人も参加して楽しく懇親会を行いました。このうちからも含めて市大から留学する人が多数でてくることを期待したいと思います。









2013年5月4日土曜日

ロンドンへの旅

ILC2013に引き続き、University College Londonを訪問するためにロンドンを訪れました。もう20年近いおつきあいがあるMassimo Pinzani先生がRoyal Free HospitalのLiver and Digestive SectionのHeadに昨年就任されたため表敬訪問をしたかったのです。勿論、ロンドンで有名な病院の内部も見学をしてみたかったのがあります。Pinzani先生はPIが4名もいるInstituteのトップに立たれ、研究室は充実していました。また、Pinzani先生の関係でイタリア人のポスドクが多く国際色豊かなラボになっていました。日本人として信州大学の外科からもDr.が留学されていました。何よりも人材が豊富で、Liver Internationalの編集長もいらっしゃいます。みなさん、いろいろな施設を移動しつつポジションを築かれており、逞しさを感じましたし、非常に活動的でした。夜にはDerek Mann先生やKevin Moore先生にお会いできたりして有意義な3日間でした。ところで、このRoyal Freeでは白衣の着用はもはやされていません。みなさん、私服に聴診器です。恐らく感染症対策でしょうが、これも時代の流れかと感じました。