2013年2月23日土曜日

基礎と臨床の接点研究会

2週間前のことになりましたが、恒例の「基礎と臨床の接点研究会」が消化器内科・肝胆膵内科の合同で行われました。今回はリニューアル後の第1回目ということもあり、荒川哲男先生と私とで当番世話人を務めました。この会の特徴は旧3内科合同で、基礎研究と臨床研究の両方を楽しむ会でありますが、今回からはさらに、10年目以内の若手の先生に一般講演をしていただき、特別講演はどちらかの分野からお招きするという形式になりました。今回の一般演題はどれもよい臨床研究発表で勉強になりました。特別講演には横浜市立大学消化器内科の前田慎先生にお越しいただき、消化器癌発生機構の最新情報をお話し頂きました。先生は胃のピロリ菌による発がんがご専門とのことでしたが、肝癌の発生についても興味あるお話を下さいました。43歳で教授になられ、まさに新進気鋭ですが、今後ともご活躍を祈願いたします。懇親会では門奈丈之先生のコメントを拝聴し、学問に対する真摯なお考えを伺う事ができました。来年も同じ時期に、おなじ形式で行われる予定です。若手の発奮に期待します。