2014年8月31日日曜日
夏の終わりは東京
今週は木曜日(28日)から関東に行っておりました。肝臓学会の会議があったのと、本日(30日)の午前8時から横浜で学会発表、午後が肝臓関係のmeetingがあり、大阪往復はきついと思ったのでそのまま東京に留まりました。東京は涼しいくらいの気温で、上着を持って行ってよかったと思います。何度も述べてきたと思いますが、東京は洗練された街で、どこも奇麗で、流石に世界に通用すると思います。大阪と比較して、ガイジン、の数が圧倒的に多い。ロンドンもそうでしたが、他流試合を行わないと、切磋琢磨にならないのだと思われます。大阪も頑張らないといけません。いよいよ明日で8月も終わります。この夏はほぼ毎週末雨でしたので、働いている日は晴れ、週末は雨というなんともチグハグなシーズンでした。来月からは講演会、学会が立て続き、忙しくなりそうです。
2014年8月13日水曜日
ホーチミン3日目
あっという間にホーチミン訪問も最終日を迎えました。本日は午前中にチョライ病院を訪問しました。ここは昨日の医科薬科大学よりもさらにpublicな病院でしょうか、人でごった返しです。ベット数2000なのですが、実際に入院している人は4000人に昇るといいます。事実1ベットに2人が横たわっておりみな何でしょうか、点滴を受けていました。全く偶然ですが国際医療福祉大学福岡保健医療部の安立多恵子先生とその学生さんたちの自習に出くわしました。どの大学も種々の取り組みをしているようで、大阪市大もドンドン手法をかえて模索が必要です。午後はパスツール研究所とその附属診療所を訪問しました。なかなか設備が充実している施設で、感染症のチェックやワクチン接種をしているとのことでした。建物がフランス様式でとてもきれいでした。訪問を終え、ベトナム戦跡博物館に行きました。ここではベトナム戦争の悲惨さを痛感しました。特にagent orangeと呼ばれるダイオキシンを用いた枯れ葉剤がベトナム人に限らずアメリカ人にもその後大きな健康被害を起こしていることを改めて知らされました。今も、イスラエル、ウクライナ、アフリカで戦火が起こっておるわけですが、人類は何のために戦いをおこなっているのか、冷静に考えたら不必要な虐殺を行っているのではないか、特に指導者と言われる人物やその取り巻きは無になって思考する必要があるでしょう。平日を2日間離れましたが、経験深い
ホーチミン滞在でした。
ホーチミン滞在でした。
2014年8月11日月曜日
Ho Chi Minh医科薬科大学訪問
昨日、大阪が台風一過の後、なんとか関西空港を出発して、ベトナム社会主義共和国のホーチミン(かつてのサイゴン)に到着しました。昨夜はホテルに着いたのが午後10時を廻っていましたので寝ただけ。ですが、ホーチミン空港では、関空よりも早いスピードで荷物が出てくるのに驚きました。本日は朝からUniversity of Medicine and Pharmacy-Ho Chi Minh Cityを訪問しました。ここは600ベットをもつホーチミン市屈指の病院で、一日の外来患者数は約4000人とのこと。カンボジアに近いこともあり、カンボジアからの患者を受け入れている様です。外来はごった返しですが、病棟は比較的きれいで行き届いていました。我々の関連分野でいうと、やはりB型肝炎ウイルス感染が蔓延しているようで、感染率は国民の15%とのこと。Universal vaccinationが始まっていますが、2009年からとのことで、それまでに垂直感染した方は逃れようがありません。今人口が9000万人と言いますから、約1000万人がB型肝炎ウイルスキャリアということになります。肝がんがこの国の大きな社会問題になることは目に見えています。幸い、抗ウイルス薬はボチボチ使われている様です。ベトナムはまだまだ医師不足であるため、この大学では1年間に600人の医学生が入学するそうです。研究室も見学しましたが、そこはまだまだこれからです。それでもPCRやシークエンサーが配置されています。街にでるとそこはバイクだらけ。この点はハノイと同じです。ただ、バイクにのった客引き(ガイドを申し出る)がうろついており、しつこく声をかけてくるので最後に「うるさい」と怒りました。ハノイではなかった経験です。
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