2013年1月31日木曜日

記者レク

私は現在「広報戦略委員会委員長」という役職を拝命しています。これは荒川研究科長の肝煎りのテーマの一つであり、大阪市立大学の教育・診療・研究を世に広く知ってもらうと同時に、組織のアクティビティーを上げようとする活動です。この活動の一つに、メディア(新聞、テレビ、ラジオや、今ではU-TUBEなども対象になると思います)に仕事を掲載してもらうために、記者の方にレクチャーをするプロセスが含まれます。まずは、一般の方にも判りやすいように研究などの仕事内容を噛み砕いて文書を作ります。これを市大の広報部から、新聞社などへ発信してもらい、レクチャー日を設定して、詳しく報告する日を決めます。その次の日に新聞に掲載されたり、あるいは、テレビのニュースに流れたりしますから、それと同時に大学のホームページからプレスリリースします。このようにして、私達がおこなう研究が報道されて話題を集める事になります。本日、私もお世話になっている遺伝子制御学の森田隆教授が記者レクを行われました。マウスのES細胞を宇宙ステーションに運んで貯蔵し、宇宙線で細胞が障害を受けるかどうかを検証する研究をJAXAとの共同で行われます。この研究は、近い未来で宇宙線や地球以外での天体での生殖を含む生物活動が哺乳類で可能かどうかを検証する極めて興味深いものであると考えられます。このように、メディアを活用した研究紹介も、論文とともに重要になるものと思われます。大いに市大をアピールしましょう!