2014年2月23日日曜日

ハルカス展望台

みなさんよりも一足早くあべのハルカス展望台に登ってきました。地上約300 mですから相当な高さです。昨日は晴天でしたので西側では淡路島がくっきり見えました。もちろん市大病院や天王寺公園を眼下に見下ろし、まずまずの眺望です。北に向かうと中之島〜梅田のビル群が見渡せますし、東を見ると生駒山系がすぐ近くに手に取るように存在します。南は長居競技場がすぐ近い感じで見えます。トイレからもこれらの景色が一望できる。このビルは大阪のランドマークになりますねえ。私が市大医学部に入学したころの天王寺から大きな変貌を遂げたものです。あの頃はあべの銀座、屋台、地下にはホームレスのおじさん、日本に名を轟かせたあべのスキャンダル、、、、なにか縮図のような街でした。今ではキューズモール、近鉄グループの店舗、イルミネーションで有名になりつつある天王寺公園、、、、時代は確実に動いています。天下の台所、商人の街、薬問屋の街、芸人の街、おばちゃんの街、タニマチ、、、大阪都構想も含めて大阪が元気になることをやっていきたいものです。そのためには大阪のウリを再認識することが必要で、このハルカスがそうなることを期待したいです。





2014年2月15日土曜日

ハルカスからの夜景

昨日の2月13日、大阪府主催の会議で阿倍野ハルカス内に開業予定のマリオットホテルを訪れました。会議は関西在住の各国の総領事の方々にこれからの大阪の魅力を紹介するという趣旨のものでしたが、私はハルカス内に市大病院が展開するMedCity21について紹介するプレゼンテーションを行いました。松井一郎大阪府知事の面前でプレゼンをさせていただき施設のアピールをできたことは良かったと思います。松井知事からは「数カ国語で対応できるような施設にすることを強く要望する」とのご発言をいただきました。順調に開業でき、そのようなヘルスケアセンターに成長できるように頑張る必要があります。その後の情報交換会では57階に移動して、マリオットホテルの最上階からの夜景を楽しみました。昨夜は空気が澄んでおり、梅田の方まで見渡せる素晴らしい夜景でした。昼間は淡路島も見えたとの事。新しい大阪のランドマークになること間違いなしです。
 ところで、今日はまた大阪も積雪。先週末東京で大変な目に遭い、またまた、大阪でも雪に見舞われるとわ。。。。こんなに雪が多い大阪は久々ではないでしょうか。自然と筋肉が固まってしまいますね。のんびり温泉、、、なんて気分になりますね。


2014年2月8日土曜日

雪、雪、雪

昨日は肝臓学会の会議で、本日は肝免疫フォーラムという勉強会で東京に滞在しています。昨夜は寒かったのですが、雪が降るなどという天気予報は「まさか」と思う気配だったのですが、今朝起きると一面真っ白。驚いたと同時に、雪がさらに降り積もり、羽田発着便は全て欠航、新幹線も数時間遅れというニュースが次々と出てきて、これは本物だ〜〜と思い知らされました。東京では20年ぶりの大雪とのことで、ここ中心部でも数センチ積雪しています。しかしながら、肝免疫フォーラムでは肝臓の幹細胞に関する素晴らしい講演を聞けて非常に刺激を受けました。再生力旺盛な肝臓というのは本当に不思議な臓器であり、興味が尽きないところです。さらに、細胞のがん化は何故起こるのか。細胞のもつ不思議は留まるところを知りません。
p.s. 都心の積雪は27cmになって45年ぶりの更新らしいです。明日、飛行機が飛ぶ事を祈って。


2014年2月2日日曜日

STAP細胞

今週のBig Newsの一つは何と言っても理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーが発表したSTAP細胞(Stimulus-Triggered Acquisition of Pluripotency cells)でしょう。小保方晴子博士は山中教授が開発したiPS細胞よりもより簡単な方法で、さらに効率よくマウス脾臓のリンパ球から万能細胞を作製しました。酸に浸すのみで細胞が若返る訳ですから、既成概念を覆す、素晴らしい研究であると考えられます。どのような臓器のどのような細胞でも生じる現象なのか、興味が尽きない話題です。何よりも、細胞が胎生時期の細胞にリプログラミングされることはそう稀な事ではなく、細胞の可逆性は予想以上に多いのかも知れないということを示されたことに興味がつきません。小保方晴子さんは、夜の1時まで研究し、なんども研究をやめようと思い、まあ、明日までは頑張ってみようと、の思いで5年間を過ごし、今回の大発見に繋がったとの事。あっぱれです。業績をだすことはそんなに簡単ではなく、表面にでていない裏事情、裏の苦労や挫折が相当あったと思います。それにもめげずに、自分のやりたい事を自分を信じて貫いた彼女は賞賛されるのが当然でしょう。最近は、ともすると、自分の都合で仕事を辞める人が多いです。また、自分の可能性を試してみようとする姿勢が足りない若手が多いように思います。上手く行った話の裏側も知るべきです。苦労無くして、成功はありません。ところで、小保方晴子さんのSTAP細胞ですが、実は私たちが見つけたタンパク質のもとの名前と同じなのでやや戸惑いがあります。現在Cytoglobinと呼ばれるほ乳類第4番目のグロビンは私たちが肝臓の星細胞から発見し、stellate cell-activation associated protein (STAP)としてNCBIに遺伝子登録しました。何かのご縁なのか、一度お会いして見たいと思っています。

Kawada N, Kristensen DB, Asahina K, Nakatani K, Minamiyama Y, Seki S, Yoshizato K.
J Biol Chem. 2001 Jul 6;276(27):25318-23. 

2014年1月30日木曜日

肝胆膵内科新年会

本日は阿倍野界隈で肝胆膵内科の新年会を行いました。人数は数えませんでしたが、医局医師、ローテート若手医師、10東看護師さん、クラークさん、薬剤師さん、秘書さん、肝炎センター、研究補助員、さらにはM5学生さんまで非常に多数のかつ多職種のかたに集まっていただき楽しい時を過ごしました。肝胆膵内科の特徴はこの職種を跨ぐチームワークに代表されると思います。みなが一堂に会して医療や医学に関わるということは非常に大切な事ですが、肝臓病教室を始めとして、多職種の密接な連携のもとに仕事ができる環境は大切です。このチームワークが進行形で構築されてきている現状は非常に嬉しく思います。その現れとも思われる催しが本日の新年会で初公開されました。その映像が流れるとともに、大きな歓声とある種の感動を覚えたのは参加した全員であったのではないでしょうか?なにか、体の芯が熱くなったのを自覚しました。この思いを、病気で苦しむ患者さんやそれを支える家族のみなさんに対する真摯な医療人の心意気として、心に秘めておくことは財産であると思います。





2014年1月23日木曜日

ラボ新年会

本日は、解剖の池田ラボならびに肝胆膵内科ラボの合同新年会を阿倍野近辺で行いました。総勢18名の参加となり、肝臓に関連する研究者が急速に増加していることを改めて実感しました。本年から当科のポスドクで参加する事になった松原さん、昨年から解剖の秘書さんで勤務されている山田さん(実は、私は今日が初対面だったと思います)、本年度から解剖学で大学院生になる(予定)の小田桐先生も参加してくれて楽しく約2時間半程度を過ごしました。研究とは関係ありませんが、Thuongさん、Doさん、Haiさんとの会話でベトナムでもサーモンは良く穫れる魚だそうで意外な気がしました。サーモンは寒い海流にいるような気がするのですが、ベトナムでも一般的に良く食べられているとのこと。ところで、私の顔はアルメニア人に似ていると昨年末にある機会に言われたのですが、ベトナム人からみても納得のようです。すなわち、私の祖先はシルクロード近辺に住んでいたのかもしれません。遺伝子解析で自分のルーツを調べることはより一般的になるのでしょう。祖先が誰だったのか、つきない興味です。

2014年1月13日月曜日

2014年の始まりは日野皓正さん

みなさま、新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
河田Blogは長らく更新できておりませんでしたが、本日より、また順次更新をしてゆきたいと思います。昨年度17th ISCHSを無事終了した後、やや燃え尽き症候群、さらにいろいろと出来事が重なり、深夜のブログ更新時間がなかなか確保できませんでした。このお正月は9連休と非常に長かったあげくに、先週末から本日までまた3連休で、仕事のペースをすっかり狂わしてしまいました。明日から改めて新年の仕事始めということでやってゆきたいと思います。今年は、阿倍野ハルカスに計画している予防医療センターも開設が間近になってきています。また、海外へも何件か講演に行く事が決まっており、忙しくなりそうです。さて、そんな最中でしたが、本日市内某所で、日本が世界に誇るジャズトランペット奏者であり、紫綬褒章も受けられている日野皓正さんの演奏を聴く事ができました。日野さんは現在73歳であり、米国ニューヨーク在住です。近くで拝見したのはこれが初めてですが、さすがに体は無駄無く鍛えられており、頬を膨らませてトランペットを吹かれる様子は全く衰えを知りませんでした。カッコイイとしか言いようがありません。他人に負けない、自負できるものを持つ者の強みと言うか、を感じる事ができました。今年は「馬」年。「午」が正確な意味で、いろいろと変化がある年になります。背骨(Back Bone)を鍛えてブレない自分を再確認する1年にしたいと思います。