本日は12月28日であり、日本では仕事納めになります。海外だとクリスマスホリデーで12月24日からが休みの様ですが、日本は正月前後に休むことが通常です。私も残っていた依頼原稿を書き上げて一応やるべきことを終えれました。今回の依頼原稿は14000字にも達し近頃としては大作になりましたが、自分の研究にまつわる分野を総合的に振り返ることができて非常によい勉強機会となりました。12月28日には消化器内科、肝胆膵内科(旧第3内科)では納会を行うことが慣例となっています。事情により今年は病院5階のレストラン、パティオでの納会となりました。この場で荒川哲男先生は来年を象徴する言葉を紹介されますが、来年度は「温故知新」とのことです。世の中新しいもので溢れていますが、元を辿れば結構昔からある事象を新しい目で見ているなんてことは良くあることですし、昔の文献からヒントを得ることはよくよくあることです。iPS細胞の山中先生の研究もガードン博士の報告をモダンな実験方法を使って証明されたものと言えます。古きを温めるためにはやはり文献を読むことが大切です。文献=文書であり、後世に自分の仕事を残す手段です。こう考えると、やはり私は、論文を含む文書を書くことの大切さを思わざる終えません。メールもいいのですが、紙に書かれた文字に自分の思い(知識)を綴ることを習慣づけることは必要です。ラブレターなんて今では書かないのかも知れませんが、智恵を絞るよい作業の気がします(笑)。