2013年3月10日日曜日

ハノイ医科大学、Van教授

写真はありませんが、今日、午後にベトナム社会主義共和国のハノイ医科大学のTa Thanh Van副学長と大阪市内で再会しました。私の研究室にハノイ医科大学出身の研究者が在籍していることもあり、そのご縁もあって過去2回ハノイ医科大学を訪問し、Van副学長と交流を深めています。私自身今月ハノイを訪問予定です。今回、Van先生は日本の医療技術をベトナムに導入するに際して視察に来られました。ベトナムは、ベトナム戦争の際の枯れ葉剤の影響でか心臓奇形の多い国です。心臓に限らず、ベトちゃんに代表されるように奇形が多い。また、我々が直結する医学テーマとしては、ベトナムの国民の10分の1は肝炎ウイルス感染していることがあります。C型肝炎も増えているとのことでした。これらのことがあり、共同研究を推進しようとしています。Van先生とは約1年ぶりの再会でした。ハノイ医科大学からは昨年度から新たに留学生が日本国政府の国費留学生として採択されて来ています。これで、3名のベトナム人研究者が私達の研究室に在籍しています。みな、人柄がよく、知識欲も豊富、仕事熱心です。本日の会談で、Van先生からはさらなる親交を深めたいとの発言がありました。若い研究者が日本に来て、我々の持つ技術と知識を吸収される事は非常に良い事だと思いますし、かつての日本も欧州や米国に行って、種々学ばさせていただいた経緯があります。日本は、アジアに対して主導的に貢献することが必要です。ともすると、最近の日本人は、汗をかく事を忘れてしまっています。いつの日か、全ての仕事を海外の方に獲られてしまうかもしれないとの危機感を持つべきです。Van先生のように世界を飛び回って国のために働いている方の姿を見ると、そのように思えてなりません。