2013年1月1日火曜日

元旦

2013年1月1日

皆様、あけましておめでとうございます。よい新年をお迎えになられたこととお慶び申し上げます。本年もよろしくお願いいたします。
 医学の分野では昨年は山中伸弥先生がノーベル医学生理学賞を受賞されて、私達に励みと勇気を与えていただきました。山中先生がインタビューで応えられた言葉の中に、私達が常に心に留めて置くべきポイントが2点ありました。一つは、山中先生が米国へご留学されていた時の指導者の言葉で「目標を定めたらあとはwork hard」。もう一つは、「ノーベル賞受賞は喜ばしいことだが、これはもう過去のことなので、メダルは見ずに、次の目標に向って進む」。研究成果はもちろん素晴らしいのですが、そのような成果を出される研究者の心構えの卓越さを教えていただいたと思います。
 また、30日だったでしょうか、NHKのテレビ番組で「プロフェッシヨナルー仕事の流儀」でICHIROの特番をやっていました。この番組は見る機会は少ないのですが、好きな番組の一つです。プロたるものの生き方を紹介していて、いつも感動します。ICHIROさんの感動した一言は、「結果を出したいがために自分が信じているもの崩してしまうということは自分の生き方も否定してしまうということ。(物事に取り組む)姿勢というものが変わってしまうと、もうバッターボックスに立つ意味が無い。これは生き方に通じるものなんです。」でした。唸らされる、納得の一言です。自分の生き方をかけて生涯取り組む仕事は、まさに自分自身の表現であり、それを変えることは自分を否定すること。仕事は自分自身を映写しているものと改めて認識させてくれます。
 肝胆膵内科も、世に情報を発信し、hard workingで、さらに好奇心旺盛かつ自己表現の場として成長してゆきます!